大曲全国花火競技会

++ こちらは2011年の夏に一時帰国した時の記録です ++


この夏の一時帰国の際、秋田県の大曲で開催される全国花火競技会に行きました。 この花火大会は花火師が技を競い合う大会で、毎年8月の第4土曜日に開催されます。 権威そして規模ともに日本一の花火大会と言われています。

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大曲は2005年に大仙市に合併されましたが、それ以前は大曲市という人口約4万弱の市でした。 そこへこの花火大会の日には全国から沢山の人が殺到するのです。 ですからその混雑ぶりといったら・・・。 道路の渋滞なんて信じられないような所まで続いているのです。 観覧の為の場所取りも大変ですし、トイレも長蛇の列。 帰りも大渋滞で大曲から脱出するだけで数時間かかるのです。 そんな大変な花火大会ですが、若かりし頃は毎年のように行っていました。 あの花火の素晴らしさを見てしまうと、絶対にまた来ようと思ってしまうのです。 それくらい魅力的な花火大会です。


1910年(明治43年)から開催されているこの大会、2010年は100周年とのことで、通常以上の80万人の観覧客が集まったそうです。 昔は「普段の人口の10倍以上の人出・・」と言われていたような記憶があるので、人気度がかなり高まったようです。 昔でもあんなに大変だったのに、そんなに観覧数が増えてどうなっているのだろう・・と調べたら、いろいろと策を練られたようで、様々な面が整備されていました。 今回は花火そのものも楽しみでしたが、花火大会そのものが以前と比べ、どのように変化したのかを見るのも楽しみでした。







今回は初めてツアーを使いました。 当日の朝に仙台から出発するバスツアーです。 仙台駅に9時半頃集合。 時々サービスエリアで休憩を取りながら東北自動車道を北上し、岩手県平泉のレストハウスで昼食をとりました。

同じルートを行くツアーが沢山あるので、バスを間違えないようにしないといけません。 自分のバスのデザインや車両ナンバーは覚えてくださいね、と添乗員さんに言われました。

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お昼はお弁当とかかな、と思っていたら、ちゃんとした御飯が用意されていました。

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昼食後も東北自動車道をしばらく北上し、途中から秋田自動車道へ進みます。 何度もトイレ休憩をとってくれたので、トイレのないバスでしたが大丈夫でした。 

トイレ休憩をとるサービスエリアやドライブインへは、他のツアーのバスもどんどんやってきます。 勿論トイレは混みます。(特に女性トイレ) けれども私のツアーの添乗員さんは、「多少集合時間に遅れても構わないので、行ける時に行ってくださいね。」と毎回言ってくれました。 そして、渋滞に巻き込まれることもあるので、「体調に影響がない程度に水分を控えめに、そしてトイレは行けるときに行くこと」と何度も繰り返されていました。

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そしてほぼ予定通りに大曲の指定された駐車場へと到着しました。 駐車場から会場までは20~30分くらい歩かなければなりません。 けれども、もっと遠い駐車場を指定される場合もあるようで、場所によっては1時間くらい歩かなければならないそうです。

今回のツアーは桟敷席(有料観覧席)が用意されているツアーでした。 桟敷席はA席・C席・P席と3種類あり、そのうちのA桟敷席が付いたツアーを選びました。 桟敷席の違いについては後程。  有料観覧席エリアには桟敷席券を提示しないと入れないので、その券をバスの中で受け取ります。 券には「A席11111番(例)」のように自分たちが座ることのできる場所が書かれてあり、紐付きで首からぶら下げることができるようになっています。 結構厳しくチェックしていましたので、なくさないようにしましょう。

桟敷席券と一緒に地図も貰えるので、土地勘のある人は駐車場から自由行動OKでした。 それ以外の人は添乗員さんと一緒に桟敷席まで行きました。 会場へ行くのはまだ簡単なのですが、花火見学後はバスまで自力で戻ってこなけれななりません。 添乗員さんは歩きながらいろいろな目印を教えてくれましたので、自信のない方は一緒に行動した方が賢明です。 大きな目印となるのがこちらの看板。 昔はなかった看板です。

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土地勘のない人でもわかりやすく・・・と、観覧会場の各ゲートには「リンゴ」「バナナ」「メロン」「ミカン」の絵がついています。 そしてそこに辿りつくための道路も「リンゴロード」「バナナロード」・・・・と呼ばれ、色分けされた看板が誘導してくれるのです。 駐車場はメロンロードの何番あたり、というように覚えると、迷子になった際に警備員さんたちも誘導しやすいそうです。 看板に付いている番号は会場に近付くほど数字が少なくなっていきます。







花火は雄物川の河川敷にて行われます。 こちらは河川敷前の堤防に向かってぞろぞろ歩いている様子です。 

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メロンのゲートに到着!

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堤防から会場を眺めた様子です。 まだそれ程混んでいませんが、それでもかなりの賑わいです。

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ここで桟敷席の種類について少し説明しますね。 桟敷席はA席・C席・P席と3種類あります。 A席(定員6名)は畳2枚分のコンパネ板の席が1マス、C席(定員5名)は堤防の斜面に作られた簡易式腰掛の席が上下2列ありそれで1マス、P席(定員2名)は畳1枚分のコンパネ板の席が1マス、となっています。 上の写真の階段横の座席がC席です。 椅子式の席なので足は楽、でも打ち上げ場所からはちょっと離れています。

P席はC席の前付近にありました。(堤防の斜面ではなく平地部分です) 畳1枚分のスペースに2名なので広さは問題ないと思いました。 ただ、席の前方に屋台が並び、人が行き来したりしますので、気になる人は嫌かもしれません。





こちらはA席。 桟敷席の中でも一番打ち上げ場所に近く、仕掛け花火もよく見えます。 でも畳2枚分のスペースに大人6人はかなりきついです・・・。 大人6名体育座りをして、荷物を置いたら本当にきつきつでした。1マスを3~4名で使うゆったりタイプのツアーもありましたので、価格は高めでしたがそれを選ぶのもいいかもしれません。

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A席はこんな感じに高くなっています。

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そうそう、トイレですが、有料観覧席エリアのトイレは桟敷席券を持っている人しか使えませんので、一般席エリアのトイレより混み具合が少なめです。 とは言っても時間帯によってはかなり並びますので、早め早めに行きましょう。 トイレットペーパーはすぐになくなるので、必ず持参したほうがいいです。 あと、一応でかいポリタンクの手洗い場がありましたが、その下の地面が水でドロドロになり、遅い時間帯には近付けませんでした。 消毒液のポンプも置いてありましたが、自分でウェットティッシュや消毒液を準備するのがいいと思います。 トイレ内には照明代わりに懐中電灯がありましたが、遅い時間になると電池が切れ真っ暗になっていたので、懐中電灯を持参した方がいいです。

以前はトイレは男性用タイプと個室(男女兼用)タイプがあったのですが、今回はすべて個室用でした。(もしかしたら男性用もあったかもしれませんが) なので男性も女性も混合で同じ列に並ぶという感じでした。






そしていよいよ花火大会の始まりです。 まずはまだ明るい時間帯に昼花火をやります。 昼花火は煙に色がついた花火です。 暗くなってからの花火ほど見応えはないのですが、これはこれで面白いです。

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昼花火の時にはまだ席も空いていましたが、夜花火の開始時刻が始まる頃には満席状態です。

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そして夜19時頃から夜花火が始まります。 今回初めて桟敷席に座ったのですが、仕掛け花火も良く見えとても感動しました。 競技に参加されている方々の花火も勿論素晴らしいのですが、やはり一番すごいのは大会提供の花火です。 これは本当に涙が出るくらい感動します!


以前は渋滞に巻き込まれないようにと、大会提供の花火が終わった時点で帰っていました。 なので最後まで見たのは今回が初めてでした。 一番最後に、川の対岸にいる花火を打ち上げてくれた方々が松明かなにかを振って挨拶をしてくれました。 それに対し観覧席側の私達も携帯や懐中電灯などを振り、ありがとうの気持ちを伝えました。 距離は離れているのですが、それぞれの気持ちが近付いた感動的な一瞬でした。

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今回の大会は大震災後ということもあり、主催者側も参加された花火師の方々も大変なご苦労があったと思います。 観客側では見に来たくても来られなかった方々が沢山いたでしょう。 会場にいた誰もが「頑張れ日本。頑張れ東北。」と願っていたと感じました。 いろんな方のいろんな気持ちがつまった今回の花火大会。 忘れられない思い出となりました。 



つづく・・

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by malulu_cafe | 2011-12-04 00:24

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