日本の凱旋門
昨日、ブリュッセルのサンカントネール公園にある凱旋門をUPしましたが、私はずーっと凱旋門とはパリにあるエトワール凱旋門のことだけを指していると思っていました。

でもパリにはカルーゼル凱旋門や新凱旋門など凱旋門がいっぱい・・・。
そしてベルリンに旅行した時には「ここにも凱旋門が!!!」とびっくり!

つまり「凱旋門」の意味をよく理解していなかったんですよね・・・・
昨日、「日本の凱旋門にあたるものはなんでしょうね」というコメントを頂き、まだまだうやむやにしていた“凱旋門”をちょっと調べてみました。 既に常識のことかもしれませんが、自分の備忘録として書かせて下さい。。。(間違っていたら御指摘くださいね)
凱旋門とはフランス語で 『 Arc de triomphe 』 、直訳が「戦勝のアーチ」なので、戦勝記念碑を指します。 もともとは古代ローマ時代の風習だったようで、現存している有名なものでは、ローマにあるコンスタンティヌス凱旋門があります。これはエトワール凱旋門のモデルにもなっているそうです。
パリには沢山凱旋門が残っていますが、日本人が新凱旋門と呼んでいるグランド・アルシュは戦争勝利とは無関係なため、本来は凱旋門ではありません。 日本人が勝手にそう訳してしまったようですね。。。
ちなみに世界で一番高い凱旋門は北朝鮮の平壌凱旋門だそうです。
そして・・・・日本にも凱旋門があったのです!!!
全く知らなかったのでかなりびっくりでした。 日本の凱旋門の起源は「緑門(りょくもん)」とのこと。 緑門は杉や檜の青葉で飾り付けられた弓形の簡素な門のことで、祝賀行事の時に設けたそうです。
日清戦争終結時に大きな凱旋門が作られたのをきっかけに大型の門が流行し、日露戦争終結時にはあちこちにエトワール凱旋門を模した凱旋門が作られたそうです。 ただ、日本の凱旋門は緑門の名残なのか長く残すものではなく、一種のイベントのようなものだったので、一定期間が過ぎると取り壊されてしまいました。 なので現存しているものは、鹿児島県と静岡県にある2基だけのようです。
その日清・日露戦争後の凱旋門と、日本に現存している凱旋門の写真を公開しているサイトがありました。
http://www.tanken.com/gaisenmon.html
ウィキペディアには世界の凱旋門の写真があります ⇒ こちらです
今まで「凱旋帰国」や「凱旋コンサート」という言葉も、ちゃんと意味を理解して使っていなかったんだなぁ・・と大いに反省です。 おばかさんっぷりをご披露してしまい、大変失礼しました。。。
最期まで読んでくださった方々、ありがとうございました♪
by malulu_cafe | 2009-03-29 01:27